3月20日は、らーめん奏の周年記念日。毎年限定のラーメンが提供されています。
1周年の限定は、究極自己満足麺「出汁と麺」(700円)
2009年3月21日にいただきました。
確か、mixiのコミュニティメンバーを対象とした限定だったと思います。
店主が今できる限界にチャレンジしたということで、調味料も塩も醤油も使わない、出汁と麺だけのラーメン。
ラーメンゼロ@下目黒を意識したものです。
調味料ゼロなのに十分な塩気。素材からの自然の塩分なのでしょうか。魚介と動物系の旨味がギッシリ詰まった贅沢な味わい。
但し、麺は自家製ではなくデフォと同じものでした。
2周年の限定も、出汁と麺(700円)
2010年3月20日にいただきました。
2周年記念のイベントとして全品500円での提供。これとは別に、1周年の時にも提供した『出汁と麺」も提供されています。
基本コンセプトは1周年と同じですが、今回は自家製の細平打ち麺。
出汁の旨さは感動モノでした。
3周年の限定は、豚骨魚介らーめん。
2011年3月20日にいただきました。
東日本の震災直後ということもあり、少し控えめの記念イベント。
価格はサンキューよろしく(3+9+4+6+4+9)で35円で提供、という建前ですが、売上は全て東日本大震災の被災者の方に寄付するとのことで、募金箱に入れるシステム。少し多目に募金させていただきました。
鶏ガラ・豚骨を12時間強火で煮込み、気仙沼産サンマ節、千葉県産背黒煮干、羅臼昆布を入れて仕上げたスープとのこと。
岩手産の醤油を使用したちょっと濃い目のタレと、濃厚なスープがイイ味してました。
麺は手打ちの平打ち。喜多方ラーメンを意識したとのことですが、似てるかどうかは別にしてムッチリした歯ごたえが良かった。
募金箱に集まった義援金は店主自ら被災地へ持ち込まれました。
2012年は周年記念イベントには行けず。
5周年の限定は、しおD.C.(ダカーポ)。値段は失念。
2013年3月20日にいただきました。
ダカーポとは音楽記号で最初に戻るという意味。もう一度原点・初心を思い出すという意味も込め、オープン当初のレシピで提供する、という復刻ラーメンなのです。
鯛とホタテベースのスープ、開業時よりも旨さの厚みが全然違います。
開業時は東生食品の平打ち麺を使用していましたが、今回はデュラム粉使用の自家製平打ち麺。ヴィジュアルは似ていても、旨さは段違い。
チャーシューの肉々しさも過去のモノとは比べ物にならない程の美味さで、俵のネギは外が香ばしく中はトロトロ。
単純な復刻版ではない進化の一杯でした。
6周年の限定は、ウサギを使ったラーメン。(800円)
2014年3月20日にいただきました。
スープは鶏に似ているというか、言われないとウサギだとは分かりません。フランスで高級フレンチのお店に卸しているものを使用するそうで、採算度外視の提供です。
具材にもウサギが。ウサギつくねにウサギもも肉ソテー(乗せ忘れて別皿提供)。つくねの弾力と風味、ももソテーの独特の食感、鶏に似ているようで似ていない、初めての感覚。
俵のネギは埼玉県深谷市の特産、深谷ネギ。しっかり焦がして甘みが増し、中はトロトロ。
この日、いい場所が有れば移転も考えている、なんて話も聞いていました。
私はこの後、かえる@吹上に行くと言って店を出ましたが、まさか移転先がそのかえるにとなるとは・・・。
7周年の限定は、奏華そば(1,200円)
2015年3月22日にいただきました。
最高の材料を使ってビックリするほど美味しいのか?普通の材料を使った時と大差ないのか?を店主が確認するために、今使っている業者から最高級の食材を使用したという中華そば。
鹿児島産黒豚、名古屋コーチンがら、島もの一等天然利尻昆布(年間5~10本しか採れない超希少な昆布)、伊吹島産煮干し、二年もの本枯鰹節、北海道産ホタテ貝柱、春よ恋・きたほなみオリジナルブレンド小麦、鳥取産白葱、比内地鶏の鶏脂。
バカ舌の自分には、ただただウマイということしか分かりませんでした。
今年の8周年限定は、兎、鹿、奥美濃古地鶏ガラ、キントア豚などを使用した贅沢な白湯スープと、ラー麦100%の中加水麺、馬肉の漬けなど、原価無視のラーメンだそうです。
非常にキニナリますが、ちょっと行けそうにないなー。